花蔵院 ご本尊のご紹介
皆様こんにちは。
花藏院府中市霊園ようようの庭ブログです。
第四回は花蔵院のご本尊についてご紹介いたします。
花蔵院のご本尊(=一番大切な信仰対象)は地蔵菩薩様です。
昔話等でもおなじみのお地蔵様。
観音菩薩や弥勒菩薩等、菩薩様にも様々いらっしゃいますが、中でも地蔵菩薩様は道端にたっていらっしゃったり赤い頭巾によだれかけをしていらっしゃったり、ちょっと身近に感じられる存在ですよね。
弥勒菩薩等ほかの菩薩様の仏像を見ると豪華な装飾品を身にまとっていることが多いのですが、お地蔵さまはご存じの通り坊主頭に質素な恰好をされている印象が強いかと思います。
これは修行僧の姿を模しており、この世の生あるものすべてを救うため、この世になじむ格好をされているのだそうです。
また、お地蔵さまはとってもアクティブな菩薩様。いろんな世界(天道、人間道、地獄…などの「六道」)を行き来して自らあちこちに出向きわれわれをお救い下さるため立ち姿での仏像が多く、道端に六体のお地蔵様がいらっしゃるのも六道をめぐりながら人々の身代わりとなって苦しみを背負ってくださるということの象徴だとされています。
写真:如意輪観音菩薩像(日野宿みちの墓苑)
写真:お地蔵様像(花蔵院お庭)
もうひとつご紹介させていただきたいのが、ご本堂の「天井絵」です。
あまり日が当たらなかったことが幸いしたのか、なんと描かれた江戸時代から今日まで描かれた当時の色彩をとどめています。
描かれているのは天女様。笛を吹きながら空を舞っている姿が描かれています。
このほかにもご本堂には宝冠釈迦如来坐像や不動明王坐像の江戸時代から残る貴重な仏像が収められています。
写真:花蔵院ご本堂天井絵
ようようの庭は宗教自由の霊園ですが、お参りの際にはようようの庭にお眠りになられている皆様をお守りくださる地蔵菩薩様や天女様にも少しお気持ちを向けていただけますと幸いです。
また、ご希望の方にはご住職様よりご本堂をご案内いただくことも可能でございます(ご法要や行事があればそちらが優先になります)。お気軽にお声がけくださいませ。
近頃のようようの庭では、アセビが花を咲かせ始め春の訪れを感じさせられます。
お時間がございましたらぜひようようの庭に足をお運びください。
最後までご覧いただきありがとうございました。 ようようの庭スタッフ
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